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読書感想文 井上ひさし こまつ座 編著 「宮澤賢治に聞く」ネスコ発行 1995刊

2023年03月02日

偶然 図書館で目に留まった上記の図書 興味深く読みました。

「人新世」における持続可能性が人類の大きな課題として認識される中で、科学者、宗教者両方の立場から、宮澤賢治はわれわれに大切なことを教えてくれます。

この本は、豊富な資料や写真、多くのゆかりの人たちの思いを含めて構成され、とても参考になりました。

科学と宗教はどちらへも偏りすぎるとよくない。科学者でもあり、宗教者でもあった賢治はこの二つの中間にあって文学者として多くの作品を残したとされ、バリ島の人々の、宗教者、農夫、芸能者、そしてできれば科学者として、多面的な生き方が、よりよい人間のあり方であると信じていたのではないか、としています。

それからすれば、現代人は仕事が分業化されすぎ、人々が幸せに生きていくことがむずかしくなっているのではないかという問題提起をされています。

稗貫農学校の教師時代の賢治の教え方について、「君にはこうなってほしい」「君にはこうなれる”力”がある」ということを学生に話しかけていたこと、それから、大きな特徴として教科書を使わなかったということです。

なぜかというと「教科書は東京で作られ、東京に都合のいいことばかりしか書いていない、岩手の実情に合わないから使わない」ということだったということです。

漫画家としての、ますむらひろしさん の文で、少し古い話ですが、水俣病のネコを使った実験について触れておられます。

全体に、現代は、人間本位でありすぎる気がします。外に出さない、去勢をしないと飼えないというのもネコにしてみたら非常に迷惑な話です。

宮澤家や太宰治の家も、明治時代にどんどん土地が集中し大地主になったということで、賢治は家を継ぐことができず、日蓮宗の国柱会に入会し、晩年に「雨にも負けず」の詩を残すことになります。

最後に、なぜ宮澤賢治の作品が若い人たちに愛読されるのかという理由について、井上ひさしさんは以下のように考察されています。

若い人に限らず、現代人は既存宗教に対して、なんとなく違和感を持ち、疑いの念を持ち始めていて、「相当しっかりした地球論や宇宙論の用意がないと、若い人たちはついてこない。そこで若い人たちは、宇宙の生命と交わるところにいる賢治を愛読する」、
そして「人々はしばらく科学に期待をかけてきたが、現在ではひょっとしたら科学が地球を壊すのではないかと考える人がすくなくない。その地球の上で生を営む人間というもののあわれさを見つめる心を持った賢治に、若い人たちが信頼を寄せるのは、当然である」、と結ばれています。

左下の写真は、先日アップしたブログでも触れた、銀河鉄道をイメージした鉄道橋を汽車が渡る古い写真を上げさせていただきました。

最後に関連して宮澤賢治作詞作曲による「星めぐりの歌」の動画を紹介させていただきます。 https://www.youtube.com/watch?v=a7UkKmbk7bU&t=64s
星めぐりの歌 sarorun kamuy
 
(文責:浮田)

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