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太陽熱のお風呂に入る喜びと家計の助け、CO2削減にも役立ちます!11月の晴れの日、お湯は50度を超えます!

2022年10月12日

 わが家は築30年超のプレハブ住宅です。環境に関心があるものの、まだ、ソーラーパネルを設置していませんが、4年ほど前、太陽熱温水器を設置しました。
 灯油給湯のボイラーが古くなり、更新するのと併せて、給湯や暖房方法を検討したものの、高度なシステムではなく、昔ながらの太陽熱温水器を屋根に設置し、自然流下でお風呂にそのお湯を入れるという素朴な方式としています。

#太陽熱温水器
#省エネ

長府製作所(下関市)の温水器は下記のとおり。

エコワイター(自然循環形・直接加熱)
SW1-231
貯湯量 200L
有効採湯量 185L
集熱部面積 3m2
タンク外装・集熱部外装材/ステンレス鋼板
* 下図は同社、取扱説明書より https://www.chofu.co.jp/download/?id=1370435&file=view

宇部市の設備工事屋さんの見積もりで、
エコフィール灯油給湯器(追い炊き無し)とエコワイターの設置を含め55万円ほどでした。
このうち、太陽熱温水器分は約26万円です。

5月から10月頃まで、晴れの日は太陽熱のお湯がしっかり沸いて、太陽の湯に入れます。快晴の日は、50度くらいに沸くので、しっかり水で埋めて、適温になります。今風の給湯器のように、何度のお湯を何L入れるような設定はなくて、何事も手加減、湯加減です。春や秋は、太陽熱でまだぬるい場合があり、灯油給湯器のお湯を熱くして、足していました。
 さすがにそれが不便なので、この春、灯油給湯器を追い炊き付きに変更しました(もったいないですが、、)。
灯油でお風呂の湯を沸かす熱量を計算し、太陽熱での節約灯油の量を試算してみます。
灯油密度: 0.78~0.80
灯油発熱量: 36.49 MJ/L (8,718 Kcal/L)
灯油給湯機の熱効率(??): 83%と仮定して
灯油価格: 115円/L ⇒ 120円/L と仮定(価格上昇の試算も)
水1gを1度C上げるのに必要な熱量 1cal
灯油のCO2排出量原単位 2.409 kg CO2/kg

夏の間、水道水が20度Cとして、入浴のため40度Cに上げるため、
300Lx1000gx(40-20)(cal) = 300 x 1 x 20 = 6000 (kcal)
6000 l/(8718 x 0.83) = 0.83 L の灯油を燃焼させることになります。

夏季の5月~9月の5か月、2日に一回入浴として、水道水が20度として、62Lの灯油を節約。
春秋の2月~4月、10が鵜の4か月、水道水が15度、これを太陽熱で30度に上げるとして、37Lの灯油節約。
合計100Lの節約と試算します。
灯油価格が120円として、1年で12000円の節約、
CO2排出量は100x2.49 kgCO2 = 249 kgCO2を減らせる試算です。月あたりでは21.9 kgCO2削減です。
 26万円の太陽熱温水器設備費は20年ほどで元が取れることになり、さらにCO2削減に寄与できます。昨今のエネルギー価格高騰を考えると、灯油代、ガソリン代も高くなりそうで、10年ほどで元がとれるかもです。
 下図は久しぶりに電力、プロパンガス、ガソリンなどの領収書をチェックして算出した9月の環境家計簿を円グラフにしてみたものです。9月に灯油は購入していませんが、秋から冬の概算です。太陽熱で節約できるCO2排出は、月に22㎏CO2(8%)となります。太陽熱のお湯はお風呂だけでは余るので、できれば暖房にも使えると良いですね。

 気象庁の気象データで、下関の、日照率40%以上の日数(月別、2021年分と平年値)を棒グラフにしてみました。平年値で15日以上の月は、3月から5月、7月から11月まで、十分ありますね。

平均全天日射量(MJ/m2)という統計値も、気象データでダウンロードできるので、図に示します。こちらはきれいに、春から夏に上昇、秋に低下となっています。
 うべ環境コミュニティの環境サロン(2014年11月)にて、長府製作所の荒川純二さんが、
「太陽熱利用可能性と重要性について」の講演をされています。
ブログに記録があり(下記)、なんと4052人の閲覧となっていて、関心が高いですね。
  http://ubekuru.com/blog_view.php?id=2421

講演のYoutubeも残っていますので、是非ご覧いただけたら幸いです。
  https://www.youtube.com/watch?v=QfSoZL8hg1g

少しも古くない、ますます大切な太陽熱利用を今こそ見直し、しっかり応援しましょう!
(文責:Hitomi Murakami)

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