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脱炭素・気候変動に関する最近の新聞記事から

2021年12月26日

12月17日の記事で、国立環境研究所の亀山さんは、今年11上旬に開催されたCOP26で、「産業革命前からの気温上昇を1.5℃以下に抑える」という目標に向かう決意を、COPの正式な成果文書で再認識したことが最大の成果であるとし、石炭火力発電所や化石燃料への補助金に言及したのも画期的であると評価されています。

また、日本は温室効果ガス削減の新目標「2030年度までに2013年度比46%減」を表明した。また「森林破壊を2030年までにとめる」という声明には140超の国・地域が参加したということです。

この会議にフライデー・フォー・フューチャーの若者5人が日本から参加し、参加者の一人である時任さんは、「日本の現状を正確に把握し、世界に伝えることが自分たちの役割である。日本においては環境教育が全く足らない。日本人は気候変動を自分たちの生命を脅かすほどの大問題としてとらえていないのではないか。温室効果ガスを排出している加害者だという当事者意識もないのでは」と感じたとのことです。

経済同友会の栗原さんは、産業界の立場から再生可能エネルギー関連産業、水素の利用、メタンの削減や、企業を越えた新しいサプライチェーンの構築など、ビジネスチャンスとしてとらえ、困難な課題であるが、産官学、金融一体となって総力戦で取り組む必要があるとされています。

さて、2050年までにカーボンニュートラルの達成、GHGの排出実質ゼロ、2030年までに2013年の排出量の46%減というのは、どういったものなのでしょうか。

国は本年6月に「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」
を発表しています。その中で、示された図ですが、2030年46%削減として、2013年のGHG排出量何億トンから、何億トンまで削減するのか、森林吸収はどの程度見込んでいるのかなど、具体的に今一つわからないところがあります。

なおご参考までに略号の意味は以下の通りです。
CHG:Green House Gas
CCUS: Carbon Capture, Usage and Storage
DACCS:Direct Air Carbon Capture and Storage
BECCS:Bio-energy with Carbon Capture and Storage
カーボンリサイクル:CO₂を分離・回収し、鉱物化や人工光合成、メタネーションによる素材(ポリカーボネート、ウレタン等)や燃料への再利用

そこで、10月22日に閣議決定された地球温暖化対策計画に示された、表を見ると、大体理解することができます。

46%の意味は2030年のGHG排出量から森林吸収量やDACCSなどによる回収量約5千万㌧を差し引いた実質排出量を2013年の排出量と比較した削減率ですが、2013年の森林吸収量は考慮されていません。

先の図でもこの吸収量の部分は曖昧なままになっていますが、吸収量はさほど大きくなさそうなので、これからの10年の間で、46%削減は簡単ではないことは想像できます。

やはり、主要な環境問題の中でエネルギー・脱炭素の問題が一番むずかしい課題のように思われます。(次につづく)

(参考)NDC:Nationally determined contribution

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