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第16回宇部地区RC地域対話集会概要報告(その2)です。

2020年12月13日

次にアンモニアを生産する藤曲工場からの説明で印象に残ったのは、定検を実施する年には、特定フロンや触媒類等、PRTRの該当化学物質(以下指定化学物質という)の移動量が多くなる傾向があることと、定検では1300人もの多くの人手が関わり、今年の場合は新型コロナウィルス感染防止のために随分注意を払って実施されたことです。

また、CO2排出の削減のため、ドライアイスの生産を強化することにも触れられました。

次にセントラル硝子宇部工場の発表では、環境負荷について2017~2019年の変化が棒グラフで示されました。

とくに水域への全窒素の排出量が製造段階での排出を抑制することにより、相当大幅な削減があったと言うことです。

宇部地区は全国に先駆けて、排水中の窒素・リンに関する協定値を設けた歴史がありますが、瀬戸内海全体でも、最近はむしろ貧栄養化が問題にされており、この辺りの再検討も必要であるかも知れません。

大気汚染関係の排出量をもう少し遡って2014年と、最近の比較も示されましたが、大型重油ボイラーから小型の都市ガスボイラーに切り替えることにより、SOx、NOx、ばいじんとも大幅な削減がなされています。

産業廃棄物の対策については原料である蛍石の回収により汚泥処分量が軽減できたと言うことです。

最後に、テクノUMG宇部工場の説明です。

省エネ対策によるCO2排出量の削減、それから何よりも2002年、2004年に為されたVOC・臭気抑制対策により顕著な改善がなされたこと、2015年以降はモノマータンクからの排出削減対策も進められていることです。

右上:大気・排水への環境負荷の平均値、最大値、および基準値が比較して示されています。

右下:産業廃棄物のリサイクル率は90%近くを維持しています。一般廃棄物は低調でしたが、この1,2年、再資源化率がかなり向上しつつあります。

その後の、質疑応答では、まず事前に寄せられた質問に対する各企業からの回答について説明が行われた後、ファシリテータの樋口教授よりディスカッションが行われました。

Web開催の制約上、例年のように2、3グループに分かれた議論ができず、今回は全体の討議となりましたので、市民側も慣れないこともあり、質問は出にくかったと思いますが、やはり全体的には事故対策や緊急時の連絡体制などについての関心が高かった印象です。

4年前だったか、実経験の引き継ぎが大事だが、課題の一つだという認識が企業側から出されていたように思いますが、総括ファシリテータの関根教授から、宇部ケミカルから示されたような様々な対策が進められているが、施設の老朽化対策も含めて、各企業における進捗状況はどの程度かを問われたところ、各社とも概ね7,8割以上という回答でした。

また、とくにPRTRのデータについては、表だけではわかりにくい、また経年変化はどうなのかといった意見もありました。
今回、山本裕子氏によって、人間の健康影響や水生生物への影響を考えた重み付けの排出量についてもデータが示されたことは評価されると思いますが、後日、早速に補足資料が作成され、参加者にも送信されました。
下の説明はその経緯を書いていますが、次のブログ(その3)に新たに補足作成された図を紹介いたします。

なお浮田からは、最初のRCの精神から考えて、現在海洋プラスチックが大きな問題になっていることに鑑みて、今後は製品アセスメントの観点もより重視していくことも大切ではないかという意見を述べました。

  (次につづく)

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