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11月28日午後に開催された第16回宇部地区RC地域対話集会の報告です。

2020年12月13日

11月28日午後に開催された第16回宇部地区RC地域対話集会「身近な環境問題について化学企業と対話する」 の報告です。

遅くなりましたが、11月28日午後に開催された第16回宇部地区RC地域対話集会が新型コロナウィルス感染リスク低減のためオンラインにて行われました。

とくに住民団体の方々には、5地区のふれあいセンターに会員4企業の方々が出向かれ、Web参加の準備をされるなど、例年より多くのエネルギーを費やして、実現されました。

まず、主催者側の日本化学工業協会からレシポンシブル・ケア(RC)の取組について説明がありました。

RCは1970年代後半のイタリアセベソの農薬工場の爆発事故、ナイアガラ近くのラブキャナル土壌汚染、インドのボパールでの1984年有毒ガス漏洩による大惨事を教訓にして、始まった活動であり、日本でも1995年から開始されたということです。

化学製品のライフサイクルにわたる管理について、自主的に「環境・健康・安全
を確保し、その成果を公表し、社会との対話・コミュニケーションを行う自主活動であるとされました。

現在同協会では、全国15地区で隔年の地域対話と、今回のような住民対話集会が21カ所で行われているようです。宇部では2004年に1回目が行われて以来、市民との間の橋渡し役として、うべ環境コミュニティーの前身、うべ環境倶楽部の時代から関わってきています。http://www.ubekankyo.com/rc/

宇部地区の会員企業は、現在のところ宇部ケミカル工場、宇部興産藤曲工場、セントラル硝子宇部工場、テクノUMG宇部工場、の4企業です。宇部ケミカル工場については、他工場と同様なスライドがなかったので、同社の統合報告書2020から、周辺の関連工場も含めた写真を引用しています。

このRC地域対話集会は主に日本化学工業協会の主催であるために化学工場だけが参加していますが、市民側からすると、宇部地区環境保全協議会に所属するセメント工場、スチール工場や発電所等、他業種の工場も何らかの形で関わっていただけるとありがたいところです。

さて、各企業のこの2年間の取組についてそれぞれ説明がありました。

先ず宇部ケミカルのお話しでは、少しこれまでのスタイルとは違った形で説明されましたが、具体的に工場がどのように、事故や環境汚染を防止する努力をされているのかが、よく分かり、新鮮な感じがしました。

たとえば、水域への環境汚染事故は意外に処理施設を通る廃液ラインよりも、通常は処理を要さない排水系統で起きることが多く、その排水管理について、①発生源対策、②迅速な初度対応、③海域への流出防止設備 それぞれについての説明がありました。

①については、溢流の防止、漏液の防止などの対策が重要であるとのこと。

②迅速な初動対応については、プラント出口への排水分析計の追加設置が着々行われ、主要計器室でパトライトが点灯することによって、それぞれ点検が行われるようになっています。

また漏液の場合は一気に濃度が上がるのではなく、徐々に上昇する傾向も捉えて早めに対応ができるシステムも導入されているようです。

③についてはタンク経由で排水を送出し異常発生時にはタンクに貯留する対策もなされているようです。

非常に多岐にわたる排水系統について、このようなきめ細かな対策が進められていることに感心しました。                 (その2につづく)

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