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「農業消滅」鈴木宣弘著を読んで、食料自給に危機感を

2022年05月12日

中山間地域の高齢化や過疎の問題、耕作放棄地が増加といろいろ聞いていますが、東大教授の鈴木宣弘(農業経済学)著、「農業消滅」平凡社新書を読んで、農業の持続が難しくなっている政治経済状況に危機感を感じます。
「徹底した規制緩和で、食料自給率は38%まで低下。農家の総収入は12.3兆円から9.7兆円へと減少し、低賃金と慢性的な担い手不足が相まって、農業消滅が現実のものとなろうとしている。」
 先日、山口市のYCAMで元・農林水産大臣・山田正彦氏のトークを聞き、購入した図書、「売り渡される食の安全」では、種子法廃止の背景、海外企業に明け渡される日本の農業、市場を狙う遺伝子組み換えやゲノム編集の食品、、世界で加速する有機栽培と、日本の遅れがとても分かりやすく解説されています。種子法が廃止されたけれど、希望は都道府県の種子条例や種苗条例制定の市民運動・農業支援にあるとのことです。

#農業消滅 #食の安全

 鈴木宣弘氏は、ロシアのウクライナ危機を受けて、長周新聞、2022年2月28日付で、ウクライナ危機が突きつける食料問題という記事を発表しており、小麦の有力な生産国、ウクライナが戦場となり、途上国の食糧危機はもとより、日本にとっても切実な問題なのだと思います。

http://koyama287.livedoor.blog/archives/12977979.html

JAの通信で、鈴木氏は日本の農業、食料需給の問題、農協の果たす役割の大切さ、消費者の意識改革を迫る、大切な記事を公開しています。
テーマをいくつか転記してみると、食と農業の問題、もっと考えないとと思います。
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】経済制裁強化で日本自身が経済封鎖されるリスク
「食料危機」の今、どうして「農業潰し」なのか
身近な農地を支え「2022年問題」を乗り越えよう~都市部での食料増産の重要性~
子供たちから始まる「占領政策」

https://www.jacom.or.jp/column/cat647/

 以前、山口大学工学部1年生の「基礎セミナー」という科目を受け持っていた時、親元を離れ、初めてのアパート・自炊生活をする学生が多いので、最初に食の話をしていました。課題に、4日間3食食べたものを記録して問題点や改善案を考えるとか、スーパーで食材がどこから来ているか調べるなど、学ぶことが多かったです。
 柴田明夫氏は丸紅で食糧輸入の最前線で責任者をされてきた方、その柴田氏からみて、スーパーで好きに世界の食材が買える日本は普通ではない、世界の食糧争奪戦の厳しさが日本にも迫ってきていることを、とても分かりやすく書いた本です。

 先日、自転車店のサイクリング例会に参加した際、阿知須の農業法人で働く女性に出会い、「虫が好きで農業大学へ進み、地元に帰って、今の仕事についた。野菜を育てるのはとても面白いです」とのこと。「自分で農業経営したいですか?」、「やはり自分でやりたいけど、今、農業資材がすごい値上がりしていて大変そう。資材価格に見合う野菜の値段ではないので・・・」とのことでした。
 地域の農業をもっと大切にして、地産地消、有機野菜などが広がると良いなと思います。
 うべ環境コミュニティ―では、今年度、食育に関わる環境サロンや映画を見る会など、取り組みたいと思います。ご関心の方は、環境学習館(銀天エコプラザ)に声掛けなど、よろしくお願いします。
(H. Murakami)



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