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TBS報道特集でアマゾンの環境破壊の実態が紹介されました。

2022年02月13日

動画は以下で視聴できます。https://www.youtube.com/watch?v=HihzQuBcpiw

また、解説は以下で見られます。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6001341.html

アマゾンの森林は日本の15倍もの面積があり、「地球の肺」とも言われていますが、年間13000km2もの森林がなくなっていると言うことです。。

開発の目的は、樹木伐採・加工販売、農地化、鉱物資源採取など様々です。

鉱物資源としては、砂金の採掘があります。支流部に300隻もの採掘船が並んでいます。川底の砂を採取して、砂金を選別するようです。

陸上の小川のようなところでも同様な採掘が行われ、選別の課程で大量の水銀を使い、菌を水銀アマルガムとして取り出した後、熱をかけて水銀を揮算させ、水銀の一部は川にそのまま流されるようです。おそらく先ほどの採掘船でも同じようなことが行われているのでしょう。

金採掘による河川破壊は600km以上といわれ、年間50トン以上もの水銀が使用されていると言うことです。

その結果、取材された原住民の中では、水銀に汚染された魚を食べざるをえず、水俣病的な症状を呈する子供たちが多くなっているとのことです。

熱帯の川はこのように濁っていて普通だというように誤解していましたが、本当はそうではないんですね。アンデルソンさんは「ここは私たちが守ってきた土地」であり、「私たちだけのものではなく、世界中の人たちのもの」とも言っています。

取材を受けた原住民ムンドゥルク族首長の「われわれにとって大切なのはお金ではない。世界中の人々が生きていける環境だ。」という言葉は印象に残りました。

一方、強硬派のボルソナロ大統領は、原住民の意向を無視して、アマゾン開発の規制を緩和する方向で動いていると言うことです。

南米は東南アジアに比べて我々にとっては遠い存在ですが、現在の厳しい地球環境問題を抱えながら、持続可能な社会を構築するために、どうすればいいのかを考える上で、格好の題材になると思います。
(文責:浮田)

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