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第6回環境サロン(特別企画)「山口宇部空港、きらら博記念公園等を活かした世界オンリーワンの地域づくりを目指す」の概要報告です。

2020年02月18日

お話しいただいた秋本貞光さんは81歳で、なお意気軒昂、かれこれ4半世紀近く自治会長を勤められてきた経験を踏まえ、人生訓を含めて地域創生の思いを語っていただいた。

防府商業高校卒業後、日新製鋼に10年ほど勤められ、早くも独立して会社を設立。2,3年で倒産。その後、アルジェリア、イラク、クェートやインドネシアで人材派遣会社のマネージャーとして7年ほど海外で働かれ、帰国後は東京電力川崎発電所の建設、マンション管理などに携われた後、昭和61(1986)年、奥様の実家がある宇部に移られました。その後も色々な仕事をされてきたということですが、波乱万丈の経験をお持ちです。以下いくらか編集を加えながら報告します。

宇部にこられた当初は、際波大和団地に住み、その頃はまだ自治会ではなく町内会だったが、頼まれて班長を引き受け、またすぐ町内会長になってしまった。

その後、昭和63年(1988年)に現在の川上高領に移った。移った後も、大和団地の後任の町内会長が色々相談に来られた。興産道路の騒音問題で、市議や県議に頼んだが動きがないと言うことで、宇部興産に直接掛け合った。当時宇部セメントの田村さんや渉外部長が対応し、18000万円かけて防音壁を作ってくれた。
 また、大和団地の隣接の土地に県が埋設管を埋めたが、後始末が不十分のままということで、これも県に掛け合って解決した。このような経験から、住民の役に立つかも知れないと思い、ヒューマングループ改革というのを後任の町内会長と二人で立ち上げた。

 この銀天街で、宮田さんというそろばん塾をやってられた方が何十年にわたって毎日掃除をしておられたが、シンナーを吸っている跡があることに気づいたが、市役所は何にもしてくれないので、自分たちが宇部警察署に掛けあって、宇部時報の一面に掲載されたこともある。当時、脇さんが編集局長だった。

しかし地元のこともやらなければと思っていたところに、山陽自動車道延伸の話が持ち上がった。当時の自治会長に、事業に関連する10項目の要望を上げたものを持って行ったが、自治会長は辞意を表され、役員会が開催されて、自分が自治会長に推挙された。
 ところが総会で、選挙をやるべきとの意見がでて、結局選挙の結果、自治会長になった。平成7年のことである。

自分は寅年であり、①嫌われるのを怖れない、②自分のために生きない、③ 一日の反省をゆっくりやろう、と言うことを自分の自治会長としての心得とした。
 また自治会は社会の縮図だと思っている。自治会費は、国・県・市に払う税金と同じで地域を良くするために払うのであって、その意味で自治会長は県知事、市町村長と同様に首長としての責任があると思い続けている。防犯灯を20基つけたり、いろいろやり、宇部時報が色々取り上げてくれたりした。校区連合自治会に初めて参加したときのことを鮮明に覚えているが、想像していた雰囲気と全く違い、自分の考え方が通じないと言うことがわかった。校区自治会連合会としては会費を取ってないので、末端の自治会が重要であるということだ。

県道219号と高嶺を通って中山に通じる市道で、朝方の車の渋滞がひどかった。
川上高領自治会は企業が50社あり、福祉施設3 あり、市場の多いときは43社が加入してくれた。これらの企業にとってもい非常に大きな問題であるので、市会議員を通さずに、厚南から東岐波まで、一自治会ずつ一人で3か月かけてお願いに回り、13000人~15000人くらいの署名を集め、当時の藤田市長に提出した。県の動きも早く、右折車線、左折車線が設けられ、流れがスムーズになった。

これまで、議員を介さず、行政に直談判してきたが、行政の信頼は厚かったと思っている。ただ自立しすぎて、既成の組織からはほとんどはじかれ、仕方ないので自分で組織を4,5立ち上げてきた。しかし、人がいなくなり、ほとんど一人になることが多い。しかし一人でも行政と信頼関係があるので、直に交渉することができる。議員に頼むと、予算を持っているわけでないので、彼らも担当課長のところに行く。

やがて山陽自動車道宇部下関線の建設(~2001完工)が始まるが、地元のためになるいいものを作るよういろいろな提案をして受け入れてもらった。彫刻を置いてもらい、さらにカッタ君のモニュメントや花壇も作らせた。しかし残念なことに、山陽自動車道が小郡で中国縦貫道に繋がったために、現在、周南では2万4千台の通行量があるのに、宇部下関線はわずか6千台であり、宇部小野田は最大の活性化のチャンスを失ったわけである。
今でもこの花壇の手入れ等は秋本さんがボランティアでやっておられるようだ。

そのうちに、真締川ダム建設(1992~2009)の話が県行政から相談があり、山陽自動車道で緑がかなりなくなり、また当時田中康夫長野県知事の「脱ダム宣言」(H13.2)もあった時期だったが、すでに道路や用地買収や調査やらですでに相当予算を使っているということであったので、地元に生かせるようなものでなければ納得できない、といろいろな要求をした。堤体を築山風にしてもらったことなど。藤田市長は地域調整を秋本さんがやってくれたと感謝された。
 このダムの下の公園の草刈りもずっと秋本さんが続けておられるようで、途中で県から必要経費がだされるようになったそうだ。

自治会長になって当初5年間くらいはずいぶん反対派からいじめられた。いじめに負けず強くなる。正しいだけでは勝てない。正しくて強くなければ勝てない。H13(2001)年4月の総会では、反秋本派11人から選挙を要求された。
 また20年ほど前の道路渋滞改善の署名を集めた時に西岐波校区自治会連合会長から言われたこと、「自治会をよくするためには、校区自治会をよくしなくてはならない、そのために市を、県を、日本を、世界をよくしなくてはならないだろう」と言われたことが頭に残っている。
 真締川ダムに関連しては4年間に4回国交省を訪問し、ダムの担当室長らとゆっくり話す機会があり、また道路公団の幹部とも話す機会があり、自分の視野もそのように広がって行ったと思っている。

国は、一極集中を打破して地方創生を図らなくてはならないと予算を立てるが、県や市町村が 申請主体であるので、県は県、市町村は市町村の立場でしか考えられない。広域的な要素は総論では理解するが、各論ではそれぞれの立場での構想しか出ないことになる。民主主義の限界であると思う。

国際的にみても、このところ自国第一の傾向が強くなっているが、トランプのようにアメリカファーストでは、地球は揉めると思う。地球の自治会長としては、それぞれ班が勝手なことをしだしたら、平和が保てないという発想である。

先日、伊藤一統さんと話したが、海外から人材を導入する必要があるのに日本は5年遅れている。また、ユニクロの柳井 正さんは、日本はこのままでは三流国になるぞと怒った。日本は知らないうちに世界から遅れているということだ。

環境問題では、グレタに対して、EUの事務局長が「経済のことを勉強した方がいい。」と言ったらしいが、南極の温度が2週間前17.5℃になった。その後20℃になった、というニュースがあったではないか。要は、人間が生きていけなければ、意味がない。
 世界中29000人の人達がNASAが設定したテーマについて10月に提案させることが行われているそうだ。宇宙への移住を考えることも出始めているとのこと。

またNHKが東京直下型地震を特集していたが、首都圏がやられれば、日本は大打撃を受ける。地球自治会長としては、地方が自立する以外にないよ考える。宇部空港開拡会議の呼び掛け文に書いている通り、自分だけの事だけを考えるのではなく、地球を視野に置いた地方の自立である。

ちなみに、一つの例として、豆腐ミートというのがある。豆腐屋はスーパーで買いたたかれてどんどん減っている。豆腐を作りたいという人がいて、その人に意見を求められ、「豆腐を色んな物に変えて、しかもいつまでも日本国内に目を向けていてはだめだ。目指すは世界だ」とアドバイスした。2,3年かかかって、製品が完成し、山口でグランプリで優勝したこと、秋本さんのおかげですと下関から電話で伝えてくれ喜ばれた。そして全国大会で準グランプリを獲得して、シンガポールまで行った。食べるとおいしくて、特に肉が食べられないイスラム圏の人達や、ベジタリアンに需要が期待されている。日本から、世界に視野を広げたことで、この成功に結びついたことになる。

もう一つは観光である。この間、浅草の仲見世に行ったら、外国人ばかりで驚いた。山口県でも観光立県だとか行っているが、充分その対応はできていない。私は「蓼食う虫も好きずき」という対策が大事だと思う。そのような世界にオンリーワンの個性ある観光資源をいくつも磨き上げて、世界中から「蓼食う虫」を呼び込む必要がある。

きらら博記念公園の活用についてだが、2001年に開催された「きらら博」は79日間で251万4千人もの入場者であり、2018年に開催された山口ゆめ花博は52日間で137万人と過去最高の「花かごしま2011」の2倍であった。

また、2015年に開催された第23回スカウトジャンボリーは世界152カ国と地域から3万人の少年少女が十数日間乱舞した。各国に帰国した若者達は生涯忘れることはないだろう。日本での開催は1971年第13回の富士宮市朝霞高原に次いで2度目である。
https://www.youtube.com/watch?v=RnTHb-3WAPk
https://www.youtube.com/watch?v=B8YUWfLx2r4
身近なものとしてあまり意識していないが、きらら博記念公園は、優れたロケーション、特徴ある自然造形美に溢れた価値ある公園であることがわかる。 

きらら博記念公園は現在ミズノスポーツサービス(株)が指定管理を行っている。(恩田グラウンド、恩田スタジアム、中央テニスコートの指定管理者でもあるようだ。)
たとえば「世界最高物産展」等による地方活性起爆剤構想を提案しているが、民間会社であるので、参考にして暮れることを期待している。

自分一人では大したことはできないが、これらの世界にオンリーワンを世界に向けて情報発信することから始める体制は若い人たちと作りつつある。力もお金もあるわけではないので、地球自治会長としては、とりあえず、それから始めると言うことを考えている。
また、行政は自分の行政区画にとらわれるので、民間の果たす役割が大きく、民間主体でこのような動きを進めていることが大事だと感じている。

ディスカッション
司会:初めに、最近、小野ふれあいセンターで開催された「生物多様性会議」や山口県国際交流協会の創立30周年の「多文化共生フォーラム」で、今日のお話に関連することを勉強したので、それらを含めて、コメントさせていただく。
 前者では、北部振興対策の話や安渓遊地・貴子夫妻のお話が大変参考になった。その中で出てきた「阿東つばめ農園」の話はとくに印象的で、里山で持続可能な農業を生業とすることは簡単なことではないが、世界オンリーワンの一つと言っていいレベルだと思う。 終了後、久しぶりに「水源地農園きずな」や藤河内のオリーブ園を見させてもらったが、途中耕作放棄され、荒れた田畑が多いことを見て、里山の維持再生の難しさを実感した。津島さんのオリーブ園も世界オンリーワンにする夢を持って頑張っておられる。
オンリーワンの資源を日常と非日常に分ければ、今日の話はイベントの開催や、観光客の誘致など、非日常的な資源である。小野中学校の厚東中学校への統合に際して、危機感を持たれた地元の有志の方が雍んで勉強されたという「消滅自治体は都会の子が救う」という本があるが、これも面白いアイデアだと思う。
 「多文化共生」のことについては、まさに山口のフォーラムでも同様のことが言われており、安渓先生に、外国人を仲間として地域に受け入れることについて、質問したが、「人口の減少とともに、やがて自然に戻っていくか、本当に理解しあって受け入れて、ともに地域を作っていくかどちらを選択するか、だと思う」というお答えだった。
http://ubekuru.com/blog_view.php?id=5353 ~5355
蛇足ながら、ESDの推進もうまくいけばオンリーワンの資源になるはずだ。

・高齢化と少子高齢化が根本的な問題だと思うが、下松市では人口がむしろ増えてるようだ。その原因についてはご存じであれば教えていただきたい。
→よくわからない。
・宇部市は移住しやすい町になったか、自分も15年前に宇部に来たが、正味の移動人口は減っているし、実感はない。
○先日の北部振興課の話でよく阿武町は比較的健闘している方か。
○下松は日立製作所などがあり、わりに裕福な市だから、就職もいいのではないか。
○和木町も子ども福祉など充実していると聞く。
○第一にお金、次にそのお金をどう使っているかということではないか
○人口減少をどういう形でとどめるかが大事だ。そのためには地域の分析も必要だ。
→少し次元が違う話になっている。人口減少は経済現象だから、世界から人が来て、ものを買ってもらう、それにはどのように考えたらいいのか、という話をしたつもりだ。
・具体的にどのように進めていけばいいのかということが大事だと思う。
→簡単にすぐやれるものではない。建築業なども仕事があっても労働者がいないとか、といったこともよく聞く。外国人をどのように受け入れていくか、市議や自治会長も考えなくてはならない時代だと思う。
○初めての一般の外国人のかたの参加だが。
・カナダからきている。夫は英語の教師だ。今日はフェイスブックを見てきた。はじめ山口のことはよく知らなかったが、だんだんいいなと思ってきた。今日の話を聴いて、宇部は面白いと思った。
○南米の40年おられた経験のある方として、何かありますか。
・べネズェラに主にいたが、文化の違いを感じた。終戦後、石油景気で、世界で借金のない国はこの国だけと言われていた。我々の入国は手続きで5年間遅れたが、世界各地からお金儲けに来ている人が多かった。家の周りも十数ケ国からの人が住んでいた。貧乏な姿をしたポルトガル人一家が、実は大金を貯金していて驚いたことがある。
 外から見て、日本は本当にいい国だと思った。帰れる国があっていいねと言われたこともある。宇部に住んで不足を言ったら罰が当たると思う。水も空気もいい。この前水道の見学に行って水を飲んだら、水道水とボトル水の区別がつかなかった。私は帰国後もボトル水を飲んできた。
→えぇ!92ですか。すごいですね。
司会:話が止まりませんので、時間も来ています。このあたりで終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。

終了後、いろいろな感想を直接・間接に聞いたが、
・多文化共生に関しては同感する。
・地域創生の一つの基本的な方向を示されたものと思う。
一方、批判的な意見として、
・開発事業においては自治会長の意見だけではなくて、住民の意見が民主主義のプロセスに従って、十分議論がなされる必要がある。
・何が正しいかは絶対的な評価が定まらないこともあるので注意が必要である。
・声なき声は、賛成派、反対派ともにあるのではないか。
といったいけんがあったようだ。             (文責:浮田)

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