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彫刻のまちづくりについて、すこし考えてみました。

2019年01月02日

昨年末、宇部志立市民大学環境・アート学部の研究発表会の講評をするために、「宇部方式」の文化面、花とみどり、彫刻のまちづくりの歴史を学ぶ必要を感じたので、上田芳江・山崎盛司共著、「緑で公害から町がよみがえるまで」 (カンデラ書房 昭和46年刊)を読みました。

すでに、半世紀が経過しているので、街路樹の状況にしても、彫刻の置き場所も、ずいぶん色々な変化が見られます。

今回は、彫刻について、すこし触れ、もっと変化の大きい街路樹については、稿をあらためて考えてみたいと思います。

最初の彫刻は、レプリカの石膏像で、1958年に山崎公園整備課長が購入し、宇部新川駅前の噴水池に飾られて好評だったけれども、別の作品を置く予定であったとのことで、神原公園に移され、その後、常盤公園入口に移されたようです。

1959年 「文化の香り高い豊かな町づくり」、「青少年を健全に育てるためのよい環境」を公約に星出市長が誕生します。1961年には 上田さん達による「町に彫刻を飾る運動」が起こります。 岩城次郎図書館長に相談され、わが国で初めての野外彫刻展である「第1回宇部市野外彫刻展」が開催あれました。

すでに、宇部市には200以上の作品があるそうですが、たいへんな文化観光資源です。

何度か、市内の彫刻マップがつくられていますが、置き場所が変更されたり、少しずつ増えていきますので、公式のSNSやオープンガバナンスによって、観光客が自転車や徒歩でじっくり、彫刻を鑑賞して回るような仕組みが一般化し、評判になれば、活性化の一助になれると思われます。

そのためには、魅力のある作品を選ぶことや、なんらかのストーリー性を持って配置場所を決めたり、展示方法についても十分な配慮が必要と思われます。

ちなみに、公式のSNSサイトとしては、https://www.tokiwapark.jp/museum/ubesculpture/  
http://www.city.ube.yamaguchi.jp/kyouyou/choukoku/daihyou/index.html  
があり、それぞれ、93作品、30作品が紹介されています。

置き場所が変わったり、ときわミュージアムの中に納められたりした作品の例を、先の本「緑で公害から町がよみがえるまで」に写真が掲載されている彫刻の例を挙げてみます。

佐藤忠良作「冬の子ども」は、星出市長がお気に入りだったとのことで、勤労青少年会館の敷地内に市民の手でつくられた「星出の森」に置かれていましたが、今は市立図書館の入口に移設されています。

1965年に宇部西ロータリクラブにより寄贈された藤川勇造作の「裸婦」像は当初、市役所玄関前に置かれていましたが、その後ときわ湖水ホールに移されています。

また、1963年に宇部市連合婦人会によって寄贈された萩原守衛作「女」は市役所前の常盤通の一角に置かれていましたが、その後、やはりときわ湖水ホールに移されています。

移された理由はよく分かりませんが、抽象的な作品ばかりでなく、これらの具象的な作品はわかりやすく、話題性もあり、さりげない形で野外に置かれているのは、室内に置かれているより、値打ちがあるのではないかと思いますが、どうでしょうか。

参考までに、民間のブログとしては、「雨のせいじゃない」というサイトがあり、詳しい解説付きで、宇部の彫刻の一部が紹介されていて参考になります。 ビエンナーレの紹介は別として、20回のブログが、2014年3月に上げられています。
https://ubeon.exblog.jp/i6/  

このような情報が市民の間からもどんどん発信されれば、世間の注目もおおきくなってくるのではないでしょうか。

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