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とくに印象に残った2つのプロジェクトの紹介です。

2017年02月22日

第1ラウンドの6プロジェクトのうち、WSに加わったのは、おきなわグリーンネットワークの「やんばる地域“美ら島・美ら海”連携プロジェクトー2」でした。

同法人の西原理事長は50前後に見える若手で、EPO九州の担当者も上手に補佐をつとめておられました。

法人はそのホームページによると、2013年8月に結成されている比較的新しい組織ですが、107人の個人会員、法人会員も12社あり、すでに環境省の事業も2年目で、その他セブンイレブンや国土緑化推進機構 緑の募金助成事業、WWFジャパン受託事業のほか、香料の原料となるベチパーや農産物の販売なども行い、財政基盤がしっかりしているようである。
http://okinawagreen.net/about/index.html

やんばる地域というのは、沖縄本島北部の大宜味村、東村のあたりで、サトウキビ畑塔からの赤土の流出がサンゴ等の沿岸の自然環境に影響を与えている。農家は加害者、漁家は被害者という構図を克服して、全体としての環境改善をはかろうとするもので、沖縄県の営農支援課なども連携の輪に入って、NPOは産官民の間をうまくつなぐ役割を果たしているように思われた。

西原理事長はビジネスマンからの転身で、背水の覚悟でおられ、生活していくための、ビジネスチャンスを探すと言うことが大きなインセンティブになっているようである。

一口に赤土といっても色々な種類があるようで、それを材料にして、きれいなボールを手製でつくられたものを展示されていたのが目を惹いた。見た目にもきれいで、味があり十分みやげものとして通用するように思われた。

赤土の流出が騒がれたのはもうかれこれ15年か20年前の琴のような気がするが、いまでも問題であることは知らなかった。

NPOのホームページやSNSを通しての発信もすぐれており、やはり有能な若い人が本気で取り組まれると、我々ロートルが老骨にむち打ってやる活動とは雲泥の差が出てくるのは当然といえ、見習わなくてはと刺激を受けた。

それにはやはり財政基盤がしっかりしていることが大事で、うべ環境コミュニティーの場合は、まちなか環境学習館の指定管理運営費がほとんどを占め、しかも実質は学習スペースの提供サービスにほとんど使われている状況で、本来の目的のために使える資金は不安定で限られている現実を改善しなくてはならないということだ。

しかしそのためには有能な若いエネルギーが必要だということになり、結局堂々巡りになる。

筑北村は長野市と松本市の間の山間地域に位置し、人口4,600人、高齢化率は42%、30年で人口が半減した。

地区内には林業事業体は存在せず、従来は森林組合が山林所有者より、管理を請け負っていたが、この地区では柳沢林業という一企業が、その役割を果たしつつあるということである。

この会社の先代の気づいてこられた、地域との信頼関係を基盤にして、新しい価値観を取り入れた経営方針で、保健福祉の森づくりという目標に向かって、多様な団体との連携を図られているという注目すべき取組である。

行政としては一民間企業に肩入れすることは公平性の面からむずかしいところがあると思われるが、いい気住民の信頼感や、企業の健全な姿勢により、行政との連携もうまくいっているようである。

柳沢林業のホームページを見ると、たいへん洗練された内容で、社是には、森林に対する基本理念が謳われ、現代人が失っている大切な環境倫理が盛り込まれていて、心を打たれる。
http://yanagisawa-ringyo.jp

まだ若い女性社長と名刺を交換させていただいて、その名刺の裏にも、経営理念が書かれている。

名刺の新しいスタイルとして、興味深く思われた。

具体的な取組で、注目されたのは、一つは、里山フォーラムを重ね、地元の山林所有者もいろんな参加者と森の中に入って、話をしたりするうちに、昔の経験を思い出し、徐々に自信とやる気を取り戻されてくるということであった。

もう一つは、障害者の方にも森林管理作業をやってもらい、就労支援にもつながったり、「親子はねやすめ」グループの家族レスパイト(ひとやすみ)など、その他、高齢者や、子ども達も含めて、人も森も健康になるような、すばらしい取組である。
EPO中部の補佐もよかったのかな。

ぜひ理想を実現していただきたいと思いました。

その他、注目すべき取組は他にもありましたが残念ながら、3ラウンドのうち1ラウンドは自分達が説明役であるので、WSには2つのプロジェクトしか参加できず、十分な理解ができないので、詳しい報告ができません。

われわれのプロジェクトの発表とWSについては
http://www.ubekuru.com/blog_view.php?id=4403
全体の概要については、以下をご覧ください。
http://www.ubekuru.com/blog_view.php?id=4401

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