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チャレンジ!! オープンガバナンス2016 報告会がありました。

2017年02月05日

一昨日、チャレンジ!オープンガバナンス(COG)2016の応募報告会が開催されました。
久保田市長のお話では、全国で64の応募があり、そのうち宇部市が5件をしめているそうです。
オープンガバナンスとは、行政が門戸を開き、データをオープンにして、市民や企業、NPOなどによる政策提言を歓迎するもので、宇部市では3年前から取組をスタートさせていて、昨年12月にも、同様の発表会が開催されています。

冒頭挨拶にたたれたCOGの主催者である奥村裕一先生(東京大学公共政策大学院客員教授)によると、今年度初めて全国公募されたそうです。

一つ目は、医学部の学生さん達のグループの取組ですが、あいにくインフルエンザで出られず、代役として長谷亮佑先生が報告されました。

宇部市では無料検診の案内を出していて、公費の補助も行い、市民も検診は大事であると大部分の人は考えているが、受診率は20,30%どまりであるとのこと。

宇部市は他地域に比べると、比較的肺ガン死亡率も子宮ガン死亡率も高く、ガン検診の受診率を50%を目標に、案内状の内容や送り方を工夫するというものです。
封筒で一斉に送るのではなく、誕生日にはがきで送る。逆あみだくじのような分岐シートをたどって、検診の必要度を認識させるとか、内容にも工夫するというものである。特に余分に費用を要するものでもなく、実現性の高い提案であるとされた。

二番目は、12月に環境サロンで話していただいた、広島「ためまっぷ」代表の清水義孝さんが、ためまっぷアプリで、地域のイベント情報を誰でも簡単に発信し、逆にだれでも容易にその情報を知ることができるようにして、宇部をもっと元気にしたいという提案をしていただきました。和田さんはシニア世代にスマホ教室を開いて、世代間の交流をよくするなど幅広い活動をされています。

都会では人間関係が希薄になりがちで、地域のイベントに参加して直接知り合うことによって、暖かい社会になっていく、そのきっかけになればというねらいである。
実際、知っていたら行ったのにという場合が結構あり、ある調査では、その乗を受けた人のうち5%程度の割合であるということでした。

ちなみに、先に発表された長谷先生の講義録に、宇部市は山陽小野田市に比べて、つながりが希薄であるという、調査結果が紹介されていて、興味を持ったことがあります。

3番目の発表は、宇部市環境衛生連合会による、生ごみの水切りによるごみの減量についての提案です。

環境衛生連合会は、これまでも、地域の清掃活動や、ダンボールコンポストの普及啓発活動や、最近では市民共同発電事業にも参画いただくなど、環境保全に大きな貢献をしてもらっている団体です。

宇部市廃棄物対策課においても、ダンボールコンポスト、生ごみの水切りの普及啓発について、力を入れてきていますが、宇部市一般廃棄物処理基本計画(後期計画(案)によるデータを見ますと、ここ数年、生ごみの割合が増加傾向を示し、それに対応してごみの水分含量も増加しつつあることがわかります。

田畑が多い北部地域や、庭に余裕のある家では、是非生ごみの土壌処理も奨めていただきたいと思います。ごみ堆肥床に穴を掘って生ごみを埋めるだけで、1ヶ月もすれば土に戻ってしまいます。土の分解力はすごいです。

提案では、水切りグッズの提案を市民に呼びかける計画です。

ちなみに同計画に記載されている、平成22年と27年におけるアンケート調査の結果では、生ごみの水切りに取り組む割合は72.4%から68.1%と低下し、ダンボールコンポストを含む生ごみ自家処理も28.1%から23.8%に低下しています。食べ残しをしないについても、64.2%から58.8%に低下しています。

この分だと、下の表に掲げている、平成33年度の1人1日当たりのごみ排出量を平成26年度1062gから平成33年度840g以下を達成することは難しい状況にあります。

4番目、5番目の発表は、災害発生時の情報システムに関する提案でした。

専門外なので、不正確なメモになりますが、
チーム西岐波は平成11年の台風18号で被害を受けた経験が契機となって自治会を中心とした8名からなるチームとのこと。JAXAの観測ステーションが宇部に設置される利点を生かして、全国的に使えるシステムを目指す、大きな提案でした。発表者は市職員OBとのこと・

宇部工業高等専門学校の学生田村亮弥さんの提案は、災害発生時の状況把握、避難場所や避難経路などに関する情報アプリの開発のお話でした。

会場からは、災害時情報が錯綜する、ウエブとスマホアプリの連動、管理体制、情報の質の管理などについてのコメントがありました。

奥村先生の講評は、活発な提案をしてもらいありがたい。将来的にはいいところをとりあい、あるいは補い合っていいものになっていくことを期待する。これからの政策づくりは市民の声を取り入れる、流れになっている。デザインを市民に見せて、さらに改善改良してよりよいものとしていくことが求められる。
データを活用し、見える化して、データを分析することが大事。
IT技術は大きな武器なるが、最後はやはり、人がどう感じるか、ということが大事だ、
など。

市民が自ら政策を提言したり、必要な情報を効率よく伝えるシステムをつくることは大変重要なことで、このような動きが発展し実を結ぶことを期待したいと思います。

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